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川に落ちた男児、上着結びロープにして救助 3人に感謝状 北九州


 北九州市消防局小倉北消防署は7日、小倉北区平松町の板櫃(いたびつ)川に転落した小学生の男児を連携して無事に救助したとして、現場に居合わせた3人に感謝状を贈った。慌てる男児に力を抜くよう声を掛けて落ち着かせ、上着を結び合わせてロープ代わりにして男児を、岸に引き上げたという。

 3人は同区愛宕の主婦、宮崎朱香(あやか)さん(33)▽同区平松町のパート従業員、金子広美さん(62)▽金子さんの次男で会社員、柊士(しゅうじ)さん(29)=同区日明。

 水難事故は5月31日午後5時15分ごろ発生。川に落ちたボールを拾おうとした男児が転落した。事故に気づいた宮崎さんが、携帯電話で119番。

 そこに事故を知った広美さんが駆けつけ、男児に「暴れないように。静かに浮いてごらん」と声をかけ、男児が従うと浮いたという。夕食の受け渡しのため、広美さんと待ち合わせていた柊士さんも駆けつけた。消防との電話を広美さんが引き継ぎ「上着があれば結んで投げて」と促された。

 指示通り、広美さんの上着と柊士さんの作業着を結び合わせ、柊士さんが転落場所から約30~40メートル離れた川の中に入って数回投げると、男児がキャッチ。広美さんと2人で引き上げ、震える男児を広美さんが抱きしめた。通報から7分後に救助隊が到着した時、男児は無事に救出されていた。

 7日の表彰式には、宮崎さんと広美さんが出席した。相良智昭署長は「勇気ある連携プレーで幼い命を救えたことは大変に喜ばしい。心から感謝したい」とお礼を述べた。2人は取材に「助かって良かった」と当日を振り返った。【宮本勝行】

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