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米国、中国外相に復帰した王毅氏をワシントンに招待


 米国務省のミラー報道官は1日の記者会見で、中国外相に復帰した王毅・共産党政治局員を米首都ワシントンに招待したと明らかにした。米中両政府は6月、高官同士の意思疎通を維持する目的で秦剛外相(当時)が「適切な時期」に訪米することで合意。だが、秦氏が7月下旬に外相を解任されたため、バイデン政権は改めて王氏を招いた。

 国務省によると、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)と中国外務省・北米大洋州局の楊濤局長が7月31日にワシントンの国務省で会談した。ミラー氏は「この会談で、秦氏への招待は引き継がれる形で後任の王氏への招待になっていると明確にした」と説明。「訪米の実現を期待している。日程は未定だ」と述べた。王氏は中国外交担当トップの共産党中央外事工作委員会弁公室主任も兼務している。

 ブリンケン米国務長官は6月、バイデン政権の閣僚として初めて中国を訪問。秦氏と会談した際にワシントンに招待し、秦氏も日程を調整して訪米する意向を示した。しかし、中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)常務委員会は7月25日に秦氏の外相解任を決定した。解任理由は明らかになっていないが、秦氏は6月下旬から動静が途絶えている。

 ブリンケン氏の訪中を皮切りに米中の高官同士の交流が活発化している。イエレン財務長官やケリー大統領特使(気候変動問題担当)も7月に北京を訪問。米ブルームバーグ通信は7月31日、レモンド商務長官が8月下旬に訪中を計画していると報じた。【ワシントン鈴木一生】

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