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京王線刺傷事件 被告に懲役23年の実刑判決 東京地裁立川支部


 2021年10月、走行中の京王線特急電車で乗客の70代男性をナイフで刺し、車両に火を付けたとして、殺人未遂罪などに問われた住所不定の無職、服部恭太被告(26)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部(竹下雄裁判長)は31日、被告を懲役23年(求刑・懲役25年)とする実刑判決を言い渡した。

 起訴状によると、服部被告は21年10月31日午後8時ごろ、東京都調布市の調布―国領間を走行中の京王線特急内で、刃渡り約30センチのサバイバルナイフで70代の男性乗客の胸を刺して約3カ月の重傷を負わせた上、別の乗客12人に向かってライターオイルをまいて火をつけ、殺害しようとしたとされる。

 京王線乗客襲撃事件の2カ月前の21年8月には対馬悠介元被告(38)=懲役19年の実刑判決が確定=が小田急線車内で乗客3人を包丁で襲う刺傷事件を起こしていた。検察側は公判で、服部被告が小田急線事件を模倣していたと指摘。逃げ場のない狭い電車内で密集した多数の乗客に向けて火を放ったとし、「多数の死傷者が出る危険性があった」と述べた。

 これに対して、弁護側は男性乗客1人をナイフで刺して殺害しようとし、さらに電車内で火をつけたことは認めた。一方で、火を放った際に乗客は既に避難しており、死亡させる危険性はなかったとし、懲役12年程度が相当と訴えていた。【斎藤文太郎】

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