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3期目は?小池百合子都知事、任期残り1年 去就を明言せず


 東京都の小池百合子知事の2期目の任期満了まで30日で残り1年になる。2020年の知事選で歴代2位となる366万票余りを得て再選し、都議会では1期目に対立した第1会派・自民党とも一転して多くの政策で協調路線をとっている。小池氏は3期目について明言しておらず、去就が注目される。

 「コロナ禍の3年間は都民の皆さんと共に闘ってきた。その間のためてきた部分を、これからより加速度的に進めていくのが私の務めではないかと思っております」。21日の定例記者会見で、残り1年に任期が迫ったことを問われた小池氏はそう語った。3期目を目指すかとの問いには「都政の改善を進めていくことに注力したい」とかわした。

 小池氏はコロナ禍の渦中にあった20年7月に再選。1期目終盤から計4回の緊急事態宣言の発出など、3年あまりコロナ対策に追われた。緊急事態宣言のさなかに行われた東京オリンピック・パラリンピック対応にあたった21年は体調不良で公務を休んだ時もあった。だが、22年5月に2年9カ月ぶりに海外出張を再開、8月18日から訪問予定の欧州も含めて計7回行うなど、精力的に公務を続ける。

 ある自民都議は2期目の小池氏を「子ども施策など国に先んじて取り組んでいる部分は評価できる」と話す。その上で「国や区市町村と連携できないまま進めている部分がある。議会に対しても、もっとコミュニケーションを取ってほしい」と注文を付けた。

 一方、立憲民主党都議は「都政に飽きたように見える」と冷ややか。「1期目は築地市場の豊洲移転延期を表明するなど自らの主張を積極的に発信する姿が目立ったが、再選後は最初の改革志向がどんどん薄くなっている印象だ」と語った。

来夏の知事選、各党動きなし

 来夏の知事選に向けては今のところ、各党に目立った動きはない。

 小池氏の1期目の任期が残り1年となった19年ごろには、自民党都連は選考委員会を設置して独自候補擁立を模索していたが、2期目の今、そうした動きはない。

 一方、前回の知事選で推薦候補が61万票超を得た日本維新の会幹部は「きちんと独自候補を模索したい。ただ、今の段階で決まっていることはない」。

 野党の共闘をめぐっては22年10月に「選挙スタート集会」が開かれ、立憲、共産、社民各党の都組織の代表者らも出席したが、具体的な候補予定などは決まっていない。【秋丸生帆、一宮俊介、福島祥】

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