新橋の風俗店主ら、客のクレカで何度も決済疑い 警視庁が逮捕

　会計時に客に何度もクレジットカードで決済させ現金をだまし取ったとして、警視庁保安課は26日、東京都台東区根岸5、風俗店経営、楊瑶琴容疑者（64）＝中国籍＝ら4人を電子計算機使用詐欺容疑などで逮捕したと発表した。

　同課によると、4人は港区新橋2の風俗店や飲食店で、酒に酔った客がクレジットカードやスマートフォンで決済会計する際に「決済できていない」などとうそをつき、何度も決済させる手口で繰り返し現金をだまし取っていたとみられる。

　逮捕容疑は4～5月、楊容疑者の経営する店で、30～40代の男性客2人にクレジットカードなどで何度も決済させ、実際の代金よりも14万円高い計約16万円をだまし取ったとしている。4人は容疑を否認または一部否認しているという。

　新橋地区では同様の手口による被害相談が相次いでおり、同課は関連を調べている。【加藤昌平】