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マレーシア機撃墜関与疑いの男性に拘束命令 ロシアの裁判所


 ロシアの裁判所は21日、同国の愛国主義的な政治家で、2014年7月に起きたマレーシア航空機撃墜事件に関与したとみられるイーゴリ・ギルキン氏をインターネット上で過激主義を呼び掛けた疑いで拘束するように命じた。ロシアがウクライナで続ける「特別軍事作戦」を巡り、プーチン政権の取り組みが十分でないと批判してきたことでも知られている。

 ロシアの経済紙RBKなどは21日、モスクワの裁判所がギルキン氏を9月18日まで勾留するように命じたと報道。最長で懲役5年が科される可能性があるという。

 ギルキン氏は治安機関の連邦保安庁(FSB)出身。ウクライナ東部ドネツク州で14年春、親露武装勢力が反乱を起こした際に主導的に関与した。武装勢力が「ドネツク人民共和国」の設立を宣言すると、ギルキン氏は国防相を名乗った。

 この年の7月にオランダ発のマレーシア航空機がドネツク州上空で撃墜された事件では、ギルキン氏が地対空ミサイルの輸送などに関与したとして、オランダの裁判所は22年11月、本人不在のまま終身刑を宣告していた。

 14年に「ドネツク人民共和国」の国防相を解任された後のギルキン氏はロシアに戻り、政治運動に関わってきた。ロシアが22年2月にウクライナで特別軍事作戦を始めると、プーチン大統領やロシア軍への批判も展開してきた。一部ロシアメディアは軍などへの批判を問題視されて、拘束されたと報じている。

 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が今年6月に反乱を起こした際にも、ギルキン氏は創設者のプリゴジン氏を処刑するようにとの主張もしていた。【大前仁】

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