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猛暑と電気代高騰、エアコン節電術6割が「勘違い」 空調大手が調査


 猛暑と電気料金の値上げが家庭を直撃する今夏、空調大手「ダイキン工業」はエアコンの節電に関する実態調査を実施した。その結果、回答者の6割が節電方法を誤解していたという。「良かれ」と思ってやっていることが、逆に消費電力を上げてしまう「勘違い節電術」とは。

 調査は6月中旬、全国527人の男女(20~59歳)を対象にスマートフォンで実施した(※回答割合の小数点以下は切り捨て)。

 最も多かった誤解は「風量はできるだけ『弱』で使う」(26%)という回答だ。

 ダイキン工業によると、ファンの回転音が小さい「弱」にすれば消費電力が抑えられると思いがちだが、室内が涼しくなるのに時間がかかり、消費電力が増える場合がある。

 「室外機をカバーで覆う」(22%)、「こまめにスイッチを切る」(19%)――といった誤解もあった。

 室外機はエアコンの消費電力の80%以上を占める。室外機の周囲に障害物があると、熱を効率的に逃がせず、エアコンに負荷がかかる。

 また、エアコンはスイッチを入れた直後にたくさんの電気を使う。スイッチのオン・オフを頻繁に切り替えると、かえって消費電力を増やす場合がある。

 ダイキン工業の実験では「日中の場合、30分程度の外出なら一度オフにするより、つけっぱなしの方が節電につながる」との結果が出たという。

 一方、外出する時刻や時間の長さを考慮せずにつけっぱなしにすると、こまめにオン・オフするより、消費電力量は多くなったとの結果も出た。家にいない時間をどう判断するかが節電のカギを握るようだ。

 調査では、効果的な節電方法と逆効果になりかねない方法をそれぞれ四つずつ挙げ、「夏場にエアコンを使う際、節電になると思うものはなんですか」(複数回答)と尋ねる形式を取った。

 効果的な節電方法として最も浸透していたのは、「エアコンを空気清浄機や扇風機、サーキュレーターと一緒に使う」(56%)。

 エアコンは一般的に天井に近い位置に設置され、室内機で吸い込んだ空気から室温を判断している。

 床付近にたまる冷たい空気をサーキュレーターなどで循環させると、エアコンが適切に室温を判断しやすくなる効果があるという。

 ダイキン工業はホームページ上で、エアコンの仕組みや上手な節電方法を解説している。【デジタル報道グループ】

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