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円高進行、一時138円台前半 背景に日銀緩和政策修正の観測


 6月の米消費者物価指数の伸び率が市場予想を下回り、13日の東京外国為替市場の円相場は一時、約1カ月半ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=138円台前半まで上昇した。6月30日には145円台まで円安が進んでおり、わずか2週間で7円程度も円高が進行した。大規模な金融緩和を続ける日銀が政策を修正するのではないかという観測が出ていることも円高の背景にある。

 市場では米国のインフレ鈍化で米連邦準備制度理事会(FRB)が近く利上げを停止するとの観測が強まったことに加え、日銀幹部の発言などをきっかけに日銀が今月27、28日に開く金融政策決定会合で長短金利操作を修正するとの思惑も広がり、急速に円高が進んだ。債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りも上昇傾向にある。

 ただ、日銀が大規模な政策転換に踏み切る可能性は低いとみられ、米国のインフレ圧力も収まっていない。大和証券の多田出健太シニア為替ストラテジストは「日銀が政策修正しなければ140円台までまた円が売られ、修正しても円高は135円を目指す程度だろう」とみる。【加藤美穂子】

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