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維新の埼玉県議、当選無効決定 「居住実態3カ月以上」認められず


 埼玉県選挙管理委員会は13日、4月9日に投開票された県議選南1区(草加市、定数3)で初当選した日本維新の会の中村美香氏(36)の当選を無効にすると決定した。県内の同一市町村で3カ月以上の居住実態が認められず、公選法が定める立候補の要件を満たさなかったと判断した。中村氏の議席は維新にとって初めての県議会の議席だった。

 決定に不服がある場合、決定取り消しを求め、東京高裁に提訴することができる。決定が確定した場合、次点の立憲の小森克己氏(48)の繰り上げ当選が決まる。

 東京都内在住だった中村氏は2022年12月末、三郷市に住民票を移した。23年1月20日に南1区の公認予定者として発表され、2月1日に草加市に転居したという。同月に草加市を地盤とする同党参院議員(比例代表)、青島健太氏の事務所で働き始め、青島氏と二人三脚で選挙戦を戦っていた。地方選の選挙権と被選挙権を持つには、公選法は同一自治体に3カ月以上居住していることを条件としている。

 選挙後、居住実態がないとして当選無効を求める異議申し出が県選管に寄せられ、調査してきた。

 草加市の有権者からは当選無効の決定に驚きの声が上がった。地元の政界関係者は「25万人都市で、選挙に出る人が公選法の要件を満たさないのは情けない」と嘆いた。「中村氏は街頭演説で『私は2月に草加に引っ越しました』と言っていたと聞いた。(被選挙権の要件を知らなかったという)ミスだとすれば、素人と言うしかない。維新のスタッフが指導しなかったのかと思う」と話した。【鷲頭彰子、武田良敬】

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