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高校ラグビー界で大麻汚染 強豪の京都成章、新監督就任直後に発覚


 大麻草を所持したり売買したりしたとして、京都府警は12日、京都市と神戸市の男性5人(18~19歳)を大麻取締法違反(所持、譲渡など)の疑いで逮捕して捜査を終えたと発表した。捜査関係者によると、うち2人は、全国有数の強豪である、京都成章高校(京都市西京区)のラグビー部の元部員だった。

 高校ラグビーでも「大麻汚染」の不祥事が発覚した。京都成章高ラグビー部は全国高校ラグビー大会で準優勝経験もあり、強豪大学や国内最高峰のリーグワンにもあまたの選手を送り出している全国屈指の強豪校だ。今年1月には長年同部を率いてきた湯浅泰正氏(59)が退任し、OBの関崎大輔氏が新監督に就任したばかり。新たな門出を迎えた直後に発覚した不祥事だった。

 京都成章高は1986年に開校し、ラグビー部も同年に創部。88年に湯浅氏が監督に就任した。当時の京都勢は第60回大会(80年度)で初優勝した伏見工(現・京都工学院高)を筆頭に、準優勝3回の花園、古豪の同志社、洛北など強豪校がひしめいていた。

 そんな激戦区で、湯浅氏はディフェンスを重点的に鍛えることで強豪に対抗した。数人がかりで束になってタックルする「ピラニアタックル」は同部の代名詞ともなった。2001年度の京都府予選決勝で伏見工を破って花園へ初出場。第88回大会(08年度)では4強入りし、第100回大会(20年度)では初の決勝進出を果たして準優勝。リーグワンにも昨年、日本代表の主将を務めた坂手淳史選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ら多くの有力選手を輩出している。

 9大会連続15回目の花園出場だった22年度大会は4強に進出。この大会を最後に湯浅氏が監督を勇退し、同校の校長に就任。コーチを務めていた関崎氏が新監督に就任した。

 順風満帆な京都成章だったが、今年4月、週刊文春が同部の卒業生らの「大麻汚染」疑惑を報道。その際、学校側は「プライバシー」を理由に具体的な取材には応じず、その直後も同部は「サニックスワールドラグビーユース交流大会」や春季大会にも出場を続けていた。

 春季大会中の5月、関崎監督は毎日新聞の取材に対し、「在校生は関係ないですからね。すみません」とだけ答えていた。【大東祐紀】

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