闇バイトの主導役?を逮捕 転売目的隠しスマホ契約させた疑い 埼玉

　他人に譲渡する目的を隠して「闇バイト」の応募者にスマートフォンを契約させたとして、埼玉県警サイバー捜査課と大宮署は、住所不定、無職の木興誠仁容疑者（35）を詐欺容疑で逮捕したと発表した。この事件での逮捕は10人目。木興容疑者が主導役とみられ、これまでにスマホ約70台（販売価格約1000万円）が詐取されたとみられる。

　逮捕容疑は2022年4月、都内の複数の携帯電話販売店で、他人に有償譲渡する目的を隠して契約し、スマホ計5台をだまし取ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。同課によると、木興容疑者らは、SNS（ネット交流サービス）上の副業紹介アカウントで契約者を募集。販売店でスマホを購入するように指示し、受け取ったスマホを転売していたとみられる。【安達恒太郎】