警察署にウサギが 卯年で縁起◎ 平穏願う署員のアイドルに

　三重県名張市蔵持町芝出の同県警名張署に、人に飼われていたとみられるウサギが保護されている。今年の干支（えと）の「卯（う）」にも通じ、モコモコの外見と愛らしい仕草も相まって、署員らの間でアイドルになり、人気を呼んでいる。

　同署によると、ウサギは6月30日夕方、同署管内の伊賀市桐ケ丘の公園にいるところを見かけた人から通報があり、駆けつけた署員が保護した。体長約30センチ、色は薄い灰色で、性別は不明。人になれていて、ケージに入れても怖がらないという。

　食欲も旺盛で、署員らはウサギ専用の餌を与え、可愛がっている。署員らは「今年の干支のウサギが舞い込み縁起が良い。今年も残りあと約半年。ウサギは歓迎だが、事件や事故だけは舞い込まないことを願っている」と話している。飼い主などに心当たりがある人からの情報提供は同署（0595・62・0110）まで。【山中尚登】