福岡・大野城0歳児肝破裂死 母親を殺人容疑で逮捕 容疑を否認

　2022年5月に福岡県大野城市の自宅マンションから救急搬送され、肝破裂で死亡が確認された生後7カ月の男児について、県警は28日、殺害された疑いが強まったとして、母親の井上徳子（さとこ）容疑者（35）を殺人容疑で逮捕した。「何かしなければと思い、（体を）手で押しただけ。殺意はありません」と容疑を否認しているという。

　亡くなったのは、井上新大（あらた）ちゃん。

　逮捕容疑は、井上容疑者は22年5月14日、当時の自宅だった大野城市筒井2のマンション5階の一室で、新大ちゃんの胸や腹を何らかの方法で圧迫し、肝破裂で死亡させたとしている。

　県警によると、井上容疑者は当時、新大ちゃんとその双子の弟の3人で暮らしていた。同日午後1時20分ごろ、井上容疑者の119番でマンション室内から救急搬送され、病院で死亡が確認された。【佐藤緑平、河慧琳】