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神戸6歳死亡 「きょうだい4人で息子の遺体運んだ」母親が説明


 神戸市西区の草むらで保育園児の穂坂修(なお)ちゃん(6)が遺体で見つかった事件で、母親の沙喜容疑者(34)が「きょうだい4人で息子の遺体を運んだ」と説明していることが、捜査関係者への取材で判明した。修ちゃんは遺体の状況から虐待されて死亡した後、遺棄された可能性がある。兵庫県警は説明についての裏付け捜査を慎重に進めている。

 沙喜容疑者は3月以降、自身の母で修ちゃんの祖母(57)を西区の集合住宅にある自宅押し入れに閉じ込め、背中を鉄パイプのようなもので殴打してけがをさせたとして、監禁と傷害の疑いで逮捕された。同居していた沙喜容疑者のきょうだい3人も共謀したとされる。

 捜査関係者によると、自宅近くで22日夕に発見された修ちゃんの遺体はスーツケースに入っており、服を着ていたが、靴は履いていない状態だった。県警の調べに対し、沙喜容疑者は遺体について、他のきょうだい3人と共に運んだと述べていることが判明。「スーツケースに入れた」とも話しているという。

 県警によると、司法解剖の結果、修ちゃんは外傷性ショックで今月19日に死亡したとされる。背中全体に打撲痕とみられるあざが広がっており、繰り返し殴打された可能性があるという。祖母も同じ19日に沙喜容疑者らから暴行を受けたとされており、県警は家庭内で虐待が横行していた疑いがあるとみている。

 神戸市や近隣住民によると、修ちゃんは今年2月以降、通っていた近くの保育園を休みがちになった。4月下旬に登園した際、園の職員が尻と肩にあざがあるのを確認。一方、近くの住民は修ちゃんが玄関の前で「中に入れない」と泣いて訴える姿を目撃していた。

 県警は事件発覚前までに家庭内でのトラブルは把握していないとしており、一家の生活実態や修ちゃんの養育状況も調べる。【澤俊太郎、中田敦子】

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