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死亡6歳と祖母、同時期に家庭内暴力受けたか ともに背中負傷 神戸


 神戸市西区の草むらで近くに住む穂坂修(なお)ちゃん(6)が遺体で見つかった事件で、修ちゃんは今月19日に死亡した可能性が高いことが、兵庫県警への取材で明らかになった。背中には多数のあざが残されていた。家族から暴行を受けたとされる祖母(57)も、修ちゃんの死亡と同じ頃に背中を負傷したことが分かっている。県警は家庭内で2人に暴力が繰り返されたとみて関連を調べている。

 県警によると、修ちゃんの母親で無職の沙喜(34)と、叔父の大地(32)の両容疑者らきょうだい計4人は3月以降、神戸市西区玉津町居住(いすみ)の自宅で数十回にわたり、祖母を押し入れに閉じ込めて監禁。顔や背中を殴打してけがをさせた疑いが持たれている。修ちゃんは沙喜容疑者ら計6人で暮らしており、近くの保育園に通っていた。

 捜査関係者によると、修ちゃんの遺体はスーツケースに入った状態で見つかった。司法解剖で遺体を詳しく調べたところ、今月19日に死亡した可能性が高いことが判明。体には殴打されたような痕が残っており、回数は10回以上に及ぶことが明らかになった。背中の広範囲であざが見つかっている。

 県警の捜査で修ちゃんが死亡したとみられる19日、祖母は沙喜容疑者ら4人から鉄パイプのようなもので暴行を受けたとされる。自宅から逃げ出した祖母は警察官に保護された際、背中を打撲していたことが確認されている。県警は暴行と死亡の時期に加え、けがをした体の部位が重なっていることに注目して詳しい経緯を調べている。

 一方、修ちゃんは6歳児の平均的な身長・体重で発育状況に問題はなかったという。遺体で発見された際に靴を履いていなかったことから、県警は自宅内で暴行を受けて死亡した後、スーツケースに入れられたとみている。遺体は22日に発見されており、長くて死後3日間、遺棄されていた疑いもある。

 神戸市によると、保育園の職員が4月、修ちゃんの尻や肩にあざがあるのを見つけたことが分かっている。5月に修ちゃんを児童相談所が一時保護することが決まっていたが、沙喜容疑者や祖母が拒否して実現しないままだった。

 県警は24日午前、沙喜容疑者ら4人を送検。集合住宅にある修ちゃんの自宅内を調べており、付近への立ち入りを制限する高さ2メートルほどのブルーシートが張られた。住宅敷地内にはグミなどの菓子やジュース、花束が供えられていた。【澤俊太郎、中田敦子、洪玟香】

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