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父親とみられる遺体を自宅に半年間放置したとして、神奈川県警高津署は20日夜、川崎市高津区の無職、森博司容疑者(62)を死体遺棄の疑いで逮捕した。「お金がなかったので葬儀の手続きをできなかった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は自宅の和室のベッドに男性の遺体を放置し、遺棄したとしている。
署によると、森容疑者は父親と2人暮らしだった。2022年12月25日、父親が息をしなくなったため、森容疑者が呼んだ訪問医が老衰による死亡を確認した。
介護ベッドのレンタル会社が今月15日、リース料が滞っているため、返却を求めた際、森容疑者が「父が半年前に亡くなったが、ベッドの上にいる」と話したため、署に通報して発覚した。【田中綾乃】