少年野球教え子にわいせつか、元コーチ逮捕 10人以上が被害か

　少年野球チームの教え子だった18歳未満の少年にわいせつな行為をしたとして、警視庁少年育成課は21日、東京都荒川区南千住4、会社員、山岸怜容疑者（23）を児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）と児童福祉法違反（淫行（いんこう）させる行為）容疑で逮捕したと発表した。

　警視庁によると、山岸容疑者は関東地方の少年野球チームでコーチをしていた。教え子ら少なくとも少年10人にわいせつな行為をしていたとみて調べる。

　逮捕容疑は4月30日、無料通信アプリ「LINE（ライン）」で女性になりすまして中学3年の少年（14）に連絡し、わいせつな画像を送信させたとしている。その後、「男同士でわいせつな行為をしなければ、画像を拡散する」などと少年を脅し、5月7日に東京都内の公衆トイレで自分を相手に少年にわいせつな行為をさせたとしている。黙秘しているという。

　少年は山岸容疑者が女性になりすましていたことを知らず、脅されたことを相談したところ、山岸容疑者は「2人で頑張ろう」と言い、わいせつな行為に及んでいたとみられる。【加藤昌平】