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田川エアガン虐待死 父親の請求棄却、懲役16年を支持 福岡高裁


 福岡県田川市で2018年に1歳4カ月の三男をエアガンで撃ってけがをさせたうえ、低栄養状態に陥っているのに医師の診察を受けさせず死亡させたとして、傷害と保護責任者遺棄致死の罪に問われた父親で無職の常慶(じょうけい)雅則被告(28)の控訴審判決で、福岡高裁は14日、懲役16年とした1審・福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。松藤和博裁判長は「被害者の状態を目の当たりにしながら、加療の必要性と結びつけられないなど、常軌を逸しているというほかない」と指弾した。

 常慶被告は1審に続き控訴審でも、三男唯雅(ゆいが)ちゃんの治療の必要性を認識していなかったなどと無罪を主張していた。判決は、唯雅ちゃんは多数の骨折で患部が腫れ上がり、体を触られるたびに泣いていたことなどから「(被告が)異変に気づかなかったとは考えがたい」として、無罪主張を退けた。

 判決によると、常慶被告は18年11月、唯雅ちゃんに対し、エアガンでBB弾を至近距離から多数回発射する暴行を加え、全身に全治3週間の傷を負わせた。さらに妻の藍(あい)受刑者(28)=保護責任者遺棄致死罪で懲役8年が確定=と共謀し、重度の低栄養状態に陥って肺感染症を発症した唯雅ちゃんに医師の診察を受けさせず、同12月に急性呼吸不全で死亡させた。【志村一也】

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