starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ペンス氏が演説、トランプ氏は「二度と大統領になるべきではない」


 米共和党のマイク・ペンス前副大統領(64)は7日、中西部アイオワ州アンケニーで、2024年大統領選への出馬表明後初めての演説に臨んだ。20年大統領選で落選したドナルド・トランプ前大統領(76)が憲法を不当に解釈して、副大統領だったペンス氏に選挙結果を覆させようとしたと指摘。「自身を憲法の上位に置くような人物、他人にそうしたことを強いる人物は二度と大統領になるべきではない」と「元上司」に宣戦布告した。

 ペンス氏は21年1月、副大統領が兼任する連邦上院議長として、前年の大統領選で各州に割り当てられた選挙人の投票結果を集計する手続きの進行役を務めた。手続きは形式的なものだが、トランプ氏の陣営は手続きに介入して結果を覆そうと試みた。

 ペンス氏は7日の演説で「副大統領に選挙人の投票を拒む権限がないのは憲法上明らかなのに、トランプ氏は『選挙結果を覆す権利がある』と主張し続けた。憲法を選ぶか、彼を選ぶかを迫られ、私は憲法を選んだ」と説明。不満を抱いたトランプ氏の支持者らが集計手続き中の議会議事堂を襲撃した事件について「悲劇的だった」と振り返った。

 24年の大統領選に向けては「今度は有権者が『トランプ氏か、憲法か』の選択を迫られる。共和党のリーダーは政治的利益につながらなくても、憲法順守の誓約を守るものだ」と訴えた。

 一方で、「トランプ氏と共に米国のために達成したことには非常に誇りを持っている。トランプ氏には感謝している」とも語り、大型減税やエネルギー自給率の向上、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討などの「実績」を強調。トランプ前政権の政策に賛同しながらも、20年大統領選や議会襲撃事件への対応を疑問視する党支持層を取り込む狙いがあるとみられる。【ワシントン秋山信一】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.