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都民フ、維新が苦戦 「次期衆院選の前哨戦」東京都議補選で何が


 東京都議2人の議員辞職に伴う都議補選(大田区、改選数2)には、元職と新人の計6人が立候補。4月の区長選に出馬し当選者に約1万票差に迫った勢いのまま戦った無所属の森愛氏(46)と、公明から選挙協力を得られない中、組織票固めを図った自民公認の鈴木章浩氏(60)が当選を果たした。衆院解散もささやかれる中、各党の幹部らが応援に駆け付け、区のまちづくりなどを争点に激しい舌戦が繰り広げられた。

 「次期衆院選の前哨戦」と位置付けて代表らが応援に駆け付けた維新候補は及ばず、小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」候補は4位に沈んだ。

 今回の都議補選は、統一地方選で実施された区長選(4月23日)に森氏ら現職都議2人が立候補し、欠員が出たために実施された。森氏は元々都民フに所属していたが、離党届を提出して区長選に出馬。9万票余りを得たが、次点で終わった。今回の補選では、立憲民主と共産の支援を受けた。

 一方、森氏の区長選出馬で同区の都議がゼロになった都民フは、補選で元区議の新人、奥本有里氏(46)を擁立した。小池氏も告示翌日の5月27日と選挙戦最終日の6月3日に街頭演説会場に駆け付けて「大田区の事情を私に直接伝えることのできる議員を選んでほしい」と訴えたが、票は伸びなかった。

 都議会関係者は「元々補選への有権者の関心が低い中、小池氏が応援に入っても風を起こせなかった。元職の森氏は知名度がある一方、都民フ側は森氏が党を離れた候補であることを伝えきれなかった」と語った。

 都民フ代表の森村隆行都議は5日、報道陣の取材に、同区(定数7)選出の都議がゼロになったことについて「非常に厳しい、重い結果だ」と語った。都民フは次期衆院選に候補者を立てる方針を表明している。森村氏は「近く政経塾を開きたい」と述べ、候補者擁立に向けた動きを加速させる考えを示した。【一宮俊介、高井瞳、福島祥】

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