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脚本賞・坂元裕二さん「夢の中にいるよう」 是枝裕和監督ら帰国


 映画「怪物」で第76回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞した脚本家の坂元裕二さん(56)と、フランス・カンヌから帰国した是枝裕和監督(60)が29日夜、羽田空港(東京都大田区)で記者会見した。

 一足先に帰国していた坂元さんは、是枝監督からトロフィーを手渡されると、「夢の中にいるような思いと、責任の重みを感じます」と喜びを表した。坂元さんは「どこかにこの映画を受け止めてくれる人がいると信じて、その人を思いながら書いた」と話し、「チームのみんなでもらった賞だと思う。たくさんの人から『おめでとう』という言葉をもらえてうれしかった」と笑顔をみせた。

 是枝監督は「素晴らしい評価をいただいた。映画に関わってくれた役者やスタッフが選ばれるのは本当にうれしい。会場にいて幸せな気持ちになりました」と喜んだ。

 「怪物」は小学校で起きた体罰事件を、シングルマザー、教師、子どもの三つの視点から描いた作品。LGBTQなど性的少数者やいじめ、学校の閉鎖性などの今日的な題材を盛り込み、LGBTQなどを扱った作品に贈られるクィア・パルム賞も受賞した。6月2日に全国公開される。

 カンヌでの日本映画の脚本賞受賞は2021年の「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)以来2年ぶり。カンヌではこのほか、ビム・ベンダース監督の日本映画「パーフェクトデイズ」に主演した役所広司さん(67)が男優賞を受賞した。【諸隈美紗稀】

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