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動く歴史ロマン 龍田古道・亀の瀬、デジタル絵巻で 地滑りも表現


 大阪府柏原市、奈良県三郷町などでつくる「日本遺産『龍田古道・亀の瀬』推進協議会」が、奈良時代の古道の様子を描いたデジタル絵巻「龍田古道 亀の瀬絵巻」(縦約40センチ、横約90センチ)を制作した。6月2日まで三郷町立図書館で展示されている。

 行幸の様子や自然風景を、細かい点を使って描く「ドット絵」(ピクセルアート)で表現。絵巻の中の人物などが動く約10分の映像作品で、19日までは柏原市役所1階のフリースペースに展示されていた。

隠れキャラに聖徳太子も

 絵巻は映像作家の重田佑介氏に制作を依頼した。平城京から難波宮に続く道程や、龍田大社、法隆寺、河内国分寺など古道沿いの寺社、龍田山などの自然を最新デジタル技術を駆使して再現した。架空の動物である竜や、隠れキャラクターとして聖徳太子も登場。府県境付近の亀の瀬で繰り返された地滑りも映像で表現している。

 9日に柏原市役所で除幕式があり、冨宅正浩市長や森宏範・三郷町長が「歴史ロマンを分かりやすく伝えるコンテンツができた」などとあいさつした。

 デジタル絵巻は6月6日からは、柏原市立歴史資料館に展示される。

 龍田古道・亀の瀬は2020年6月、「もう、すべらせない‼~龍田古道の心臓部『亀の瀬』を越えてゆけ~」の名称で日本遺産に認定された。府県境の両市町にまたがる大和川沿いの「亀の瀬」が地滑り地帯として知られることにちなんだネーミングで、両市町や国土交通省大和川河川事務所、龍田大社などが推進協を設立。観光振興や地域活性化を目指し、さまざまな取り組みを進めている。【熊谷仁志】

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