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容疑者無言で逃げた女性を3度刺す 強い殺意か 長野立てこもり


 長野県中野市で4人が死亡した立てこもり事件で、殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)=中野市江部=の自宅から約150メートル離れた場所で襲われた村上幸枝さん(66)は、少なくとも3度、刃物で刺されていたことが判明した。現場を目撃した男性(72)が取材に応じて明らかにした。襲撃直後に男性が青木容疑者に声を掛けると「殺したいから殺した」と答えたことも証言した。

 青木容疑者は25日午後4時25分ごろ、中野市江部の自宅近くで竹内靖子さん(70)と村上さんを次々と刃物で襲った。農作業中だった男性は、背後から「助けて、助けて」と言われて振り返った。逃げる村上さんの15メートルほど後ろを、左腰にさやを付け、右手に刃渡り30センチほどのサバイバルナイフを持った青木容疑者が追い掛けてきた。

 男性の目前で村上さんに追いついた青木容疑者は、最初に背中を2度刺した。さらに、倒れてあおむけになった村上さんの胸を刺したという。その間、青木容疑者は終始無言だった。男性が「何でこんなひどいことをするんだ」と声を掛けると、「殺したいから殺した」とだけ答え、そのまま自宅の方向へ歩いて立ち去ったという。青木容疑者は逮捕後、「女性2人に悪口を言われていると思った」と供述しており、強い殺意があったとみられる。

 その後、男性は110番し、119番した知人が村上さんの心肺蘇生を試みた。間もなく県警中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)が乗ったパトカーが到着したが、青木容疑者が銃を持って再び現れた。男性は「今度こそ殺される」と思い、走って逃げた。直後に2発の銃声を聞いたといい、警察官2人を撃ったとみられる。【井上知大、鈴木英世、白川徹】

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