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至近距離からパトカー車内の警察官に発砲か 長野立てこもり


 長野県中野市で4人が死亡した立てこもり事件で、殺人容疑で逮捕された農業、青木政憲容疑者(31)=中野市江部=が、110番を受けて駆けつけたパトカーの目の前まで自ら近づき、車内の警察官に至近距離から猟銃を発砲した疑いがあることが28日、捜査関係者などへの取材で判明した。県警捜査本部は、青木容疑者がパトカーを見つけて即座に銃撃を決断したとみて、経緯を調べている。

 捜査関係者や住民らによると、容疑者は、自宅で保管していた猟銃など4丁のうち1丁を手にしていたとみられ、猟銃を構えてパトカーに向かっていったという。パトカーは「男がサバイバルナイフで女性を刺した」との通報を受けて現場に到着し、県警中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)が乗っていた。容疑者はパトカーの窓ガラス越しに発砲し、2人はパトカーを降りる間もなく銃撃されたとみられる。

 容疑者が自宅の方に歩いていった後で居合わせた住民が近づくと、パトカーは運転席側の窓ガラスが割れ、車内で警察官がぐったりしていたという。

 青木容疑者は池内巡査部長に向けて猟銃を発砲し、殺害したとして逮捕、送検されている。捜査関係者によると、警察官を襲ったことに関し、容疑者は「撃たれると思って撃った」などと供述しているという。

 一方、亡くなった村上幸枝さん(66)と竹内靖子さん(70)は、現場の状況や目撃証言などから、容疑者の自宅前を散歩していて襲われたとみられる。県警捜査本部は、容疑者が2人を襲撃する機会をうかがっていた可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。【鈴木英世、白川徹、井上知大】

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