三重県四日市市西村町を流れる彦左川で、ゲンジボタルが闇夜に光跡を残しながら幻想的に乱舞している。
26日午後7時半過ぎ、彦左川に架かる蛍橋周辺の川沿い約700メートルの草地で淡い緑色の光が点滅し始め、暗さが増すにつれてホタルが活発に飛び回った。
四日市市保々地区の有志でつくる「保々の自然に親しむ会」の柴田正会長(80)によると、今年はホタルが例年より1週間ほど早い5月8日に飛び始めているのを確認。天候にもよるが6月初旬まで楽しめるという。
柴田会長は「見学する際は、川沿いの農道内に車を乗り入れないで」と話し、町内にある北勢中央公園の駐車場に止めて徒歩での見学を呼びかけている。【兵藤公治】