日本維新の会の藤田文武幹事長は26日の記者会見で、2021年に名古屋出入国在留管理局で病死したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)に関し不適切な発言をしたとして、同党の梅村みずほ参院議員を党員資格停止6カ月の処分にすると発表した。
梅村氏は12日の参院本会議で「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言。16日の参院法務委員会では「ハンガーストライキによる体調不良で亡くなったかもしれない」と述べた。
遺族が「事実無根のデマ」と抗議し、維新執行部は梅村氏に発言を慎むよう指示したが、梅村氏は18日、「根拠はある」として自身の発言を撤回しない考えを示していた。【安部志帆子】