バイデン氏「核戦争の破壊的な現実思い起こされた」 原爆資料館訪問

　バイデン米大統領は21日、広島市で主要7カ国首脳会議（G7サミット）閉幕後に記者会見し、19日の原爆資料館への訪問に関して「核戦争の破壊的な現実と、平和構築のための努力を決して止めないという共同の責任を思い起こされた。G7の首脳と共に、核兵器の脅威のない世界の実現に向けて、引き続き取り組んでいくことを改めて誓った」と述べた。

　バイデン氏は19日、G7首脳らと原爆資料館を訪問し、被爆者と面会した。芳名録には「資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように。世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう」と記帳していた。【秋山信一】