消防署内で性行為繰り返す 消防士長ら男女2人に停職2カ月 兵庫

　消防署内の男子トイレや女性用仮眠室などで勤務中に性行為を繰り返したとして、兵庫県芦屋市消防本部は19日、男性消防士長（30）と女性消防士（25）をともに停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

　同消防本部によると、2人は2022年7～11月の夜間の仮眠時間中に、女性用仮眠室やトレーニングルームなどで月1～3回、性行為をしていた。23年2月に他の職員から「2人が勤務中に性行為をしているとのうわさがある」と報告があり、署が2人に聞き取りを実施。消防士は当初否認していたが、最終的に2人とも認めたという。

　また、1日に就任した高島崚輔市長は「信頼回復には、職員一人一人が今回の『信用失墜』を自分ごととして捉え、日々の業務一つ一つに誠心誠意当たることを積み重ねるしかない。私もその先頭に立つ」と職員に呼びかけるコメントを発表した。【稲田佳代】