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「カサンドラ症候群」支援のワークショップ 20日、神戸で


 発達障害やその可能性がある配偶者やパートナーとの関係に悩み、心身に不調が出ている状態を「カサンドラ症候群」という。この状態にある女性らの体をケアするワークショップが20日、神戸市内で開かれる。

 カサンドラ症候群は医学的な病名ではなく、発達障害を持つ配偶者と正常なコミュニケーションが取れないストレスなどから、不安や抑うつなど心身に不調をきたした状態をいう。配偶者の障害は周囲から見えにくいため、当事者は苦しみや悩みを誰にも理解してもらえず孤立するケースが多い。相談機関や対応できる専門家も不足しているという。

 ワークショップは、神戸在住のダンサーで、カサンドラ症候群の女性の支援活動をしている五十嵐香里さんが主催する。五十嵐さんによると、当事者の多くは気力を失い疲弊している。まず硬直した体を緩め、身体感覚を取り戻すことで前向きな気持ちが持て、配偶者との関係改善を図るのか、別れて自立を目指すのか、などの解決に向けた選択肢が考えられるようになっていくという。

 当日は精神障害者へのダンスセラピーを35年以上実践している舞踏カンパニー「山海塾」のダンサー、岩下徹さんが講師を務め、寝そべった状態から無理なく体を動かしていくことから始める。五十嵐さんは「自分の体の声を聞き、自分自身を大切に扱うことを体験してほしい」と話している。

 20日午後1時~同2時半、神戸市中央区吾妻通4のコミスタ神戸で。定員20人。参加費200円。問い合わせ、申し込みは五十嵐さん(igarashi3000@gmail.com)。【山本真也】

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