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維新議員、ウィシュマさん死因で波紋発言「支援者が期待抱かせた」


 日本維新の会の梅村みずほ参院議員が16日の参院法務委員会で、2021年に名古屋出入国在留管理局で病死したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)について「ハンガーストライキによる体調不良によって亡くなったのかもしれない」と発言し、波紋が広がっている。17日、与野党幹部から批判が相次いだ。

 梅村氏は16日、入管法改正案を審議中の参院法務委員会で「ハンガーストライキによる体調不良によって亡くなったのかもしれないし、結局、死因は分からなくなってきている」などと発言した。12日の参院本会議でも「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言し、支援者らが反発していた。

 一連の発言について、公明党の高木陽介政調会長は17日の記者会見で、「不適切だ。公人として事実に基づいて発言すべきだ」と批判。立憲民主党の泉健太代表も「人権感覚を疑う。臆測で本人の名誉を傷つけることはあってはならず、問題発言だ」と述べた。

 一方、維新の音喜多駿政調会長は17日、記者団に「より良い表現方法があったかもしれないが、我が党として問題提起した。ご遺族の受け止めもあるので、説明する義務があり、丁寧に対応していきたい」と語った。【安部志帆子、竹内望】

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