統一地方選で最多落選 公明・山口代表「今一度、党勢拡大の先頭に」

　公明党の山口那津男代表は15日、各都道府県本部の代表らを党本部に集めた「全国県代表協議会」のあいさつで、4月の統一地方選で過去最多の12人の公認候補が落選したことについて「責任を痛感している」と述べた。

　公明は4年に1度の統一地方選で、公認候補の「全員当選」を目標に掲げているが、今回擁立した公認候補1555人のうち、12人が落選。再結党した1998年以降最多で、当選率99・2％は過去最低だった。

　山口氏は「今一度、生まれ変わった決意で党勢拡大の先頭に立ち、いかなる状況下でも勝ち抜いていける強靱（きょうじん）な党の構築へ全身全霊、戦い抜く決意だ」と強調し、「現場」を重視した活動で党勢拡大を図る考えを示した。【竹内望】