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野生ケシ、京都で急増 4年で4倍以上 府「抜かずに通報を」


 あへんの原料となる野生のケシの発見が、京都で急増している。京都府内で見つかり、除去されたケシの数はここ4年で4倍以上に増加。はっきりした原因は分かっておらず、府は「見つけたら抜かずに通報を」と呼びかけている。

 府によると、ケシは雑草として国内に定着している。種が食用に用いられるが、麻薬成分を含む一部の品種はあへん法で所持と栽培が禁止されている。毎年この時期に大きく生育し、花が咲いて発見しやすくなるため、厚生労働省が各自治体に除去を求めている。

 府内の空き地などで発見・除去されたケシは、2019年は2748本だったが、20年7952本▽21年1万408本▽22年1万3467本――と4倍以上に急増している。

 府薬務課は明確な理由は不明としつつ、「工事で土を造成した際、埋まっていた種子が発芽したり、ケシの認知が広がって通報が増えたりした可能性がある」と話す。

 麻薬成分を含むとして府が注意を呼びかけるケシには2種類ある。「セティゲルム種」は、花びらが4枚で薄紫色や赤色、開花時の草丈は50センチ~1メートルほど。「ソムニフェルム種」は花びらが赤、桃色、紫、白などで、開花時の草丈は1~1・6メートルほど。

 薬物犯罪を防ぐため、府は5~6月、野生に生えている大麻・ケシを除去する「不正大麻・ケシ撲滅運動」に取り組んでいる。野生のケシを自分で抜くと、法律で禁止される「所持」に当たる恐れがあり、「見つけた場合は触らず、最寄りの保健所や警察、府薬務課に通報してほしい」としている。【千金良航太郎】

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