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ジャンボウサギ、道の駅に現る 秋田で長年飼育、7キロ巨体に歓声


 体重が10キロ近くまで成長し、秋田県の内陸地方で長年飼育されてきた「ジャンボウサギ」と触れ合うスペースが4月29日、秋田県大仙市の「道の駅なかせん」の桜まつり会場の一角に設けられた。子供や家族連れが絶えず足を止め、大きなウサギをなでながら歓声を上げていた。

 ジャンボウサギの正式名称は「日本白色種の秋田改良種」。戦前は軍事的な需要もあり食用や毛皮として広く利用されていた。しかし飼育農家の高齢化などを背景に数は年々減少傾向にある。こうした中、市はジャンボウサギの存在やその文化を絶やさぬよう、県内外への情報発信に努めている。

 この日は地元の佐藤章雄さんが飼育する生後1年の雌1羽(約7キロ、体長約60センチ)と生後1カ月半の子ウサギ2羽(約2キロ、体長約30センチ)が置かれ、クローバーの葉のえさを食べていた。子供たちは「大きい」「飼いたい」などと喜んでいた。

 設置を手がけた同市中仙支所職員の高橋宏範さんによると、市内の高齢者施設の関係者から「アニマルセラピー」に役立てたい、といった声が寄せられた。「ジャンボウサギは小型のウサギより目がぱっちりしている。子供たちは近年、学校で動物を飼育したり、動物とふれ合ったりする機会が減ってきている。直接見ることでさらに理解を深めてほしい」と期待していた。【工藤哲】

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