建築家の野沢正光さんが死去 78歳 名作住宅の保存・継承に尽力

　建築家の野沢正光（のざわ・まさみつ）さんが4月27日、病気のため死去。78歳。葬儀は近親者で営む。喪主は妻富士子（ふじこ）さん。

　東京芸術大で建築を学び、大高正人に師事。横浜国立大などで非常勤講師を務めた。建築の社会的責任を重視し、自然エネルギーを活用した環境と共生する建築を数多く手がけた。東京・立川市庁舎と埼玉・飯能商工会議所は日本建築学会作品選奨を受賞。建築家らで作る「住宅遺産トラスト」代表として名作住宅の保存・継承にも取り組んだ。