大阪府内市長選で3勝3敗の維新 吉村氏「力不足の部分あった」

　大阪維新の会の吉村洋文代表（大阪府知事）は24日、統一地方選後半戦（23日投開票）の府内の首長選について「現職は維新の政治や方向性を支持してもらえたが、新人が及ばなかったところは我々が力不足の部分があった」と述べた。

　府庁で記者団の取材に答えた。維新は後半戦の7市長選（うち一つは無投票）で公認候補を擁立。選挙になった6市長選で3勝3敗だった。

　八尾、高石、大阪狭山の3市長選で現職2人、新人1人が勝利したが、残りの3市長選（吹田、高槻、寝屋川）では現職に挑んだ新人が敗れた。

　吉村氏は敗北した3市長選について「現職の市長が実績を積んできたことに尽きる。それぞれの市で何が課題なのか判断していく必要がある」と話した。

　また横山英幸幹事長（大阪市長）も記者団の取材に「改革を進めるべきだという声をたくさんいただいた」と振り返った上で、「全員当選できなかったショックも大きい。現職を相手にする際の公認時期や争点設定など次に向けて戦略を立てたい」と課題を口にした。【隈元悠太、野田樹】