任期満了に伴う兵庫県芦屋市長選は23日投開票され、無所属新人でNPO法人理事長の高島崚輔(りょうすけ)氏(26)が初当選を確実にした。再選を目指した現職の伊藤舞氏(53)ら3氏を破った。1994年の当選時に27歳だった志々田浩太郎・元東京都武蔵村山市長を抜き、史上最年少の市長が誕生した。
高島氏は大阪府箕面市出身。灘高時代の生徒会活動がきっかけで芦屋市と関わるようになり、米ハーバード大在学中に日本の留学支援NPOの理事長に就いた。大学を卒業した2022年に、「芦屋を世界一のまちにしたい」と出馬表明。子育て支援や公教育改革、JR芦屋駅南地区の再開発見直しなどを訴えた。
現職では、22年4月に31歳で当選した大阪府泉南市の山本優真市長(32)が最年少。【稲田佳代】