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明石市長選、元市議の丸谷聡子氏が当選確実 泉房穂市長が後継指名


 任期満了に伴う兵庫県明石市長選は23日投開票され、泉房穂(ふさほ)市長が後継指名した元市議の丸谷聡子氏(59)=無所属新人=が、自民・公明が推薦する元市議の林健太氏(40)=同=ら2人を破って初当選を確実にした。泉氏は市議らへの暴言の責任を取って市長職から身を引く一方で、丸谷氏を全面支援。「泉党対自公」の様相になった激戦を決したのは、泉氏への根強い支持だった。

 泉氏は「明石市民の会」を組織し市長選、県議選、市議選に計7人を擁立。全員のポスターに泉氏の写真があしらわれた。泉氏自身も「明石市長」のたすきを掛け、主に丸谷氏の支援に時間を割いた。

 本人不出馬の「泉党」にどれほどの集票力があるのか未知数だったが、9日投開票された県議選で市民の会推薦の新人が2位の自民現職にダブルスコアで圧勝。泉人気を裏付けた。泉氏は「団体や企業のトップを取ればみんなが従う組織戦はもう通用しない。この12年のまちの変化を肌身に感じ、誇りに思い、元に戻ってほしくない人が多いということだ」と解説してみせた。

 泉氏が進めた「こどもを核としたまちづくり」を丸谷、林両候補とも継続させると主張し、主要政策は大きな争点にならなかった。丸谷氏は市民の声を聴くためタウンミーティングの毎月開催や、数千円のクーポンを全市民に配布するなどの政策を掲げた。

 林陣営は、県議選で自民現職がまさかの落選を喫して危機感を募らせた。地元の西村康稔経済産業相が2回、明石入りしてテコ入れ。過去3回の市長選で推薦を出さなかった公明が推薦を出して徹底した組織戦で臨んだ。「敵、味方を作って市民を分断するような市政を終わらせる」と主張したが、支持が広がらなかった。【大川泰弘】

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