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藤井聡太王将「大舞台で数多く対局でき充実」 将棋大賞表彰式


 第50回将棋大賞の表彰式が17日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で開かれた。最優秀棋士に3年連続で選ばれた藤井聡太王将(20)や、名人3連覇を果たした優秀棋士賞の渡辺明名人(38)らに賞状や記念品などが贈られた。

 最多勝利賞、勝率1位賞、名局賞、名局賞特別賞も受賞した藤井王将は受賞者を代表してあいさつし、「昨年度は大舞台で数多く対局でき、充実した1年だった。早指し棋戦でもこれまでよりいい結果を残せた」と手応えを語った。名局賞に選ばれた羽生善治九段(52)との王将戦七番勝負第2局については「一局を通して、羽生九段から自分にない大局観を提示され、敗れてしまったが非常に勉強になった。将棋の奥深さを感じた一局で、非常に印象に残っている」と振り返った。

 敢闘賞に選出された羽生九段は欠席したが、選出した東京将棋記者会は「実績のある羽生九段に敢闘賞はいかがなものかという意見もあったが、王将戦でスーパースター対決を実現させ、藤井王将に2敗を付けた」と選考理由を説明した。

 東京将棋記者会賞は、2021年度末で引退した田中寅彦九段(65)と、2月に58歳で死去した中田宏樹九段に贈られた。あいさつに立った田中九段は「私が失言が多く、見出しになりやすい言葉を残し、一番大きなものは(谷川浩司十七世名人を評した)『あの程度で名人』だった。今後も機会があれば見出しになることを発信していきたい」と今後の“活躍”を期した。一方で「ともに賞状をもらっているはずの中田九段は融和の棋士で、勝負の世界でありながら周りのことを非常に重んじる素晴らしい人間だった。(死去は)大変残念だが、その遺志を継いでいきたい」としのんだ。【丸山進】

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