天皇、皇后両陛下がヨルダン国王夫妻、皇太子と会見

　天皇、皇后両陛下は11日、ヨルダンのアブドラ国王夫妻と同国のフセイン皇太子の3人と、皇居・御所で会見された。宮内庁によると、会見は円テーブルを挟んで行われ、打ち解けた雰囲気のなか、話題は多岐にわたったという。

　同庁によると、天皇陛下はヨルダンが隣国シリアから多くの難民を受け入れていることに言及し、「人道面で大変な努力をされていることに敬意を表します」と述べた。アブドラ国王は国内人口の4分の1はシリアやパレスチナなどからの難民だと説明。「中東和平について、日本が一貫して積極的に支援し、協力してくれていることを高く評価している」と話したという。

　また、両陛下は冒頭、フセイン皇太子が今年6月に結婚することに対し、お祝いの言葉を伝えた。秋篠宮ご夫妻も10日、フセイン皇太子と赤坂御用地（東京都港区）内の宮邸で面会しており、祝意を伝えたという。【井川加菜美】