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安倍元首相の空席巡り、事実上の一騎打ちに 衆院山口4区補選


 安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区(山口県下関市、長門市)の補選は新人5人が立候補した。立憲民主党の元参院議員、有田芳生氏(71)▽安倍氏の後継で自民党の元下関市議、吉田真次氏(38)=公明推薦▽政治家女子48党の会社役員、渡部亜衣氏(37)――ら。有田氏と吉田氏による事実上の与野党一騎打ちとなる。

 有田氏はJR下関駅前で出陣式を開き、「日本の良き伝統、文化、暮らしを立場や政党を超えて実現していくのが保守であり、革新。山口からより良い日本をつくっていく」と第一声を上げた。ジャーナリストで、2010年の参院選比例代表で初当選し、2期務めた。“黙さず、闘う”をスローガンに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との関係や安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果などを問う。出陣式には立憲の岡田克也幹事長も駆けつけ、支持を呼び掛けた。

 吉田氏は下関市議を3期務め、安倍氏の妻昭恵氏から後継として推された。21年の衆院選で安倍氏が出陣式を開いた下関市の海峡ゆめ広場で第一声。支援者らを前に「さまざまな困難に立ち向かい、安倍先生がまいた種を育てて花を咲かせることが、安倍先生の思いに応えることになる」と述べ、安倍氏の遺志を継ぐ姿勢を強調した。昭恵氏も「主人の後を引き継ぎ、地域や国のために働いていただくため圧倒的な勝利で送り出してほしい」と呼び掛けた。

 渡部氏は立候補を届け出た後、山口市の県庁前で「政治をもっと身近に、自分のこととして感じてもらい、一つのエンタメとして感じてもらいたい」と述べた。政治のエンタメ化や被選挙権の年齢引き下げなどを掲げ、SNS(ネット交流サービス)を中心に選挙活動を展開する方針。

 山口4区には他に、いずれも無所属新人で、投資家の竹本秀之氏(67)と元新聞社社員の大野頼子氏(49)が立候補した。

 竹本氏は消費税の廃止や東シナ海油田開発といった施策のほか、年金制度の拡充などを訴えるとしている。大野氏は食品添加物や有害物質の規制強化のほか、犬猫の殺処分減少などを選挙戦を通じて訴えていく。【大坪菜々美、反田昌平、林大樹】

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