starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

自民世襲か、大臣経験者か 衆院山口2区補選は一騎打ちに


 岸信夫前防衛相の議員辞職に伴う衆院山口2区(山口県岩国市など)の補選は、無所属元職で元法相の平岡秀夫氏(69)と、自民党新人で岸氏の長男信千世氏(31)が立候補し、一騎打ちの構図となった。

 平岡氏は立候補を届け出た後、岩国市で取材に応じ「国民軽視の政策が続けられている。今ここで声を上げないと、再び郷土が戦争被害に見舞われかねない。政治を軍拡より子育て、暮らしを大切にするように変えていく」と選挙戦への意気込みを語った。

 2000年の衆院選で初当選し、民主党政権で法相を務めた。立憲民主党の県連顧問を務めるが、無所属で出馬。共産党も候補擁立を取り下げ、自主的支援に回る。立憲は自主投票とするが、菅直人元首相らが支援。選挙区内には米軍岩国基地や原発建設予定地の上関町があり、敵基地攻撃能力の保有や防衛費の増額に反対し、脱原発を掲げる。

 信千世氏は岩国市で出陣式を開き、支援者らの前で「山口と日本の未来をつくる。山口2区は岩国基地があり、国防、安全保障の観点から非常に重要な国の要衝である。一方で騒音、安心安全の課題などがあり、しっかりと一つずつ取り組んでいく」と声を上げた。

 山口2区は、岸氏が21年衆院選で投票総数の4分の3にあたる約11万票を得た強固な保守地盤。信千世氏は父から組織やスタッフを引き継ぎ、陣営は前回選を上回る12万票を目標に掲げる。選挙区内には世襲批判の声もあるが、信千世氏は出陣式で世襲について直接言及しなかった。【堀菜菜子、大山典男】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.