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洋上で発見のヘルメット、損傷なし 陸自ヘリ消失場所から数キロ南


 沖縄県の宮古島周辺で10人が乗った陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になった事故で、陸自は10日、周辺海域の捜索で乗員のヘルメット1個が見つかったと明らかにした。ヘリが消息を絶った場所に近く、自衛隊と海上保安庁は不明者の発見に向け捜索を続けている。10日夕までに、坂本雄一・第8師団長(55)ら乗員10人の安否に関する情報は入っていない。

 陸自によると、ヘルメットは9日午前10時40分ごろ、宮古島と橋でつながる伊良部島の佐良浜海岸沖合で見つかった。自衛隊員が見つけ、ボートで近づいて回収した。識別番号から、乗員に貸与されていたものと判明した。

 見つかったヘルメットは無線通信を行うためのマイクや防音の耳当てがついた航空機用のもので、通常はパイロットや整備員が装着する。目立った損傷はなかったという。

 事故機は6日午後3時56分、伊良部島北方の海域でレーダーから機影が消えた。ヘルメットが見つかったのは、消失場所から数キロ南の海上という。

 周辺海域では10日も艦船や航空機による捜索が続いた。航空機5機のほか、潜水艦救難艦「ちはや」や掃海艇「ししじま」など艦艇3隻、海保の巡視船2隻が参加した。「ちはや」と「ししじま」は、海底の物体を音波で探知できるソナーを備えている。機体の一部は海底に沈んだ可能性があり、周辺を航行しながら調べている。

 沿岸部では約370人の自衛隊員が手がかりを探した。【内橋寿明、木下翔太郎】

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