名古屋の幼児2人転落 死亡したのは2歳の双子男児 愛知県警

　名古屋市中区のマンションから転落死したとみられる男児2人について、愛知県警中署は25日、マンション7階の部屋に住む双子の長男の間部登也（とうや）ちゃん（2）と次男の雄也ちゃん（2）と確認したと発表した。署は同日、2人が両親と住んでいた部屋を現場検証した。

　現場検証は2人が落下したとみられる窓周辺を中心に実施。捜査関係者によると、付近に置かれていた家具などによじ登れば、幼い子供でもつかめる高さだったという。窓の手前には落下防止用の手すりが取り付けられていた。

　署によると、24日夕、通行人の男性がマンション隣の駐車場で男児が倒れているのを発見し110番。さらに別の男児が落下してくるのを目撃していた。

　署は転落時に部屋にいた両親から話を聴くなどして、詳しい経緯を確認している。通報を受けて、署員が駆けつけた際、母親は「子どもがいなくなった」と話していたという。【熊谷佐和子】