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西村康稔経済産業相は22日の閣議後の記者会見で、韓国が日本を輸出手続きの優遇対象国「ホワイト国」に復帰させる方針を示したことについて、歓迎する意向を示した。
輸出管理を巡っては、2019年8月に日本が韓国を「グループA(ホワイト国)」から除外。これに対抗する形で韓国も同9月に日本を除外していた。
今月16日の日韓首脳会談を機に日韓関係の正常化に向けた動きが加速する中、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が21日の国務会議(閣議)で日本のホワイト国復帰に向けた手続きに着手するよう指示した。
西村氏は会見で、「日本としては従前から国際的な枠組みに基づく輸出管理を適切に実施している。韓国側がこれを認める方向で見直しを行うということについては歓迎したい」と話した。
一方、日本が韓国を「グループA」に復帰させるかについては、「韓国側の輸出管理制度、運用状況について実効性をしっかりと確認し、今後の姿勢も慎重に見極めながら責任ある判断をしていきたい」と述べるにとどめた。【横山三加子】