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藤井聡太王将が朝日杯優勝 一般棋戦グランドスラムに王手


 第16回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝、決勝が23日、東京都千代田区で行われ、藤井聡太王将(20)が準決勝で豊島将之九段(32)、決勝で渡辺明名人(38)を103手で破り、2年ぶり4回目の優勝を果たした。タイトル戦を除く一般棋戦は四つあり、2022年度の藤井王将はそのうち三つを制したことになる。残るNHK杯も2月5日に放送された対局で準決勝進出を決めており、一般棋戦の年度内「グランドスラム」に王手をかけた。

 終局後、藤井王将は「準決勝までの3局はいずれも負けを覚悟した局面があり、優勝は幸運な結果だった。秒読みの中でミスが多かったことを課題と捉えて取り組んでいきたい」と振り返った。渡辺名人は「決勝戦は久方ぶりで、公開対局の臨場感も感じられてよかった」と語った。

 最長9時間の持ち時間がある八つのタイトル戦に対し、トーナメントで優勝者を決める一般棋戦は持ち時間が短く、最も長い朝日杯でも40分しかない。持ち時間が長いほど力を発揮するタイプの藤井王将は、20年の初タイトル獲得以降、現在5冠まで記録を伸ばし、23年中に8冠制覇の可能性を残しているが、一般棋戦では比較的苦戦してきた。しかし今年度は、22年10月の銀河戦と同11月の日本シリーズでそれぞれ優勝、タイトル戦だけでなく一般棋戦をも席巻する勢いを見せている。

 現行の四つの一般棋戦がそろった1992年度以降、羽生善治九段(52)が11年度などに三つを制したことはあるが、四つとも優勝した例はない。【丸山進】

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