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藤井、予想覆す封じ手 検討陣「劣勢になる手順あるのに」 王将戦


 藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑戦し、東京都立川市のSORANO HOTELで指されている第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第4局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)は10日午前9時、2日目の対局が始まった。藤井王将が2時間24分かけた封じ手(66手目)は△5二同玉だった。

 前日の晴天とは打って変わって窓の外を雪が舞い、街の木々がうっすらと白く装いを変えた。両者が対局室にそろい、前日の手順を盤上に再現した後、立会の森内俊之九段が封筒から封じ手用紙を取り出し、「封じ手は△5二同玉です」と読み上げた。

 控室の検討では、△同玉は先手の攻めがつながって藤井王将が劣勢になる手順があるため、△同銀の一択と見られていた。大盤解説で登壇する谷川浩司十七世名人は「▲6二歩成を受けるために△5二同玉から考えるのは自然。検討では後手が思わしくなかったですが、藤井さんは見通しが立ったのでしょう」と戸惑い気味に語った。藤井王将が2時間以上かけて、控室の検討を上回る手順を見いだしたのか。

 持ち時間各8時間のうち、封じ手までの消費時間は羽生九段2時間7分、藤井王将5時間15分。【丸山進、新土居仁昌】

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