自衛隊貨物車が牧草地に転落、隊員5人けが 「路面凍結していた」

　8日午前7時15分ごろ、熊本県阿蘇市狩尾の県道を走行していた陸上自衛隊の大型貨物車が約2メートル下の牧草地に転落し、横転した。乗っていた20～40代の男性隊員5人がけがをしたが、いずれも命に別条はないとみられる。

　県警阿蘇署によると、助手席の20代男性が車体に左腕を挟まれ、ドクターヘリで搬送された。搬送時に意識はあったという。運転席と後部席の4人は背中や胸などに軽傷。隊員は「路面が凍結していた」と話しているという。

　現場は片側1車線の直線で、対向車線にはみ出して道路の右側に転落したとみられる。車は陸自玖珠駐屯地（大分県）から北熊本駐屯地（熊本県）に向かう途中で、積み荷はなかった。【宗岡敬介】