留置施設に酒持ち込む＝４０代巡査長を訓戒―大阪府警

　大阪府警は３１日、留置施設に酒を持ち込んだなどとして、東淀川署留置管理課の４０代男性巡査長を本部長訓戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。監察室の調べに対し、勤務中に飲酒や喫煙をしていたことを認め「欲求を我慢できず、してはならないことをしてしまった」と話したという。 　監察室によると、巡査長は留置管理を担当していた昨年６月ごろから施設内の休憩室で、飲酒や喫煙を繰り返していたとみられる。同１２月に内部通報を受けて検査したところ、呼気からアルコールが検出されたほか、荷物から容器に入ったジンや電子たばこが見つかった。 　府警の留置管理を巡っては、昨年９月に福島署で勾留されていた女性殺害事件の容疑者が自殺し、私物保管庫の点検に関し虚偽の報告書を作成したことなどが判明している。 　田畑修治・府警監察室長の話　信頼回復に向けて組織を挙げて取り組んでいる中、誠に遺憾。指導をより徹底し、再発防止に努めていく。　（了）【時事通信社】