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「ホロコースト犠牲者はソ連人」=プーチン氏主張、ドイツ敵意あおる


 ロシアのプーチン大統領は26日、第2次大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)犠牲者の「大部分」はソ連国民だったと主張した。ナチスはドイツ国内のほか、ソ連の一部を含む占領地でユダヤ人を迫害したが、国別の犠牲者はポーランドが最多とされている。  ホロコースト犠牲者を追悼する国際記念日を27日に控え、ロシアのユダヤ教指導者らと会談した際に語った。プーチン氏はホロコーストについて「(旧ソ連国民の)共通の痛みだ」と指摘した上で「人類の歴史で二度と繰り返してはならない」と述べた。  プーチン政権はウクライナ侵攻を「ロシア系住民を迫害するネオナチ(ゼレンスキー政権)との戦い」と決め付け、国内向けに正当化してきた。今回の発言は、国民に「被害者意識」を共有させるとともに、ウクライナへの主力戦車供与を決定したドイツへの敵意をあおる狙いもあるとみられる。ロシアは25日に「ナチズムの犯罪を巡り、歴史的な責任を取ることを拒否した」(駐独大使)とドイツを批判したばかり。  一方、ウクライナではプーチン政権の侵攻こそが「ジェノサイド(集団殺害)」だと非難されている。プーチン氏の主張はロシアの責任について、国民の目をそらす思惑も透けて見える。  第2次大戦の独ソ戦は、人類史上最悪の地上戦と言われる。ホロコースト犠牲者を追悼する国際記念日は、ナチスがポーランドに設置したアウシュビッツ強制収容所を1945年1月27日、ソ連軍が解放したことにちなむ。  ユダヤ人迫害を巡っては、ロシアのラブロフ外相が昨年5月、ナチスの独裁者ヒトラーに「ユダヤ人の血が流れている」と発言。これにイスラエルが猛反発し、プーチン氏が謝罪した経緯がある。 【時事通信社】 〔写真説明〕26日、モスクワでユダヤ教指導者らと会談するロシアのプーチン大統領(AFP時事)
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