戦闘機共同訓練「連携高みに」＝インド開催も調整―空幕長

　井筒俊司航空幕僚長は２６日の定例記者会見で、航空自衛隊百里基地（茨城県）で初めて行われた空自とインド空軍の戦闘機共同訓練について、「特別な戦略的パートナーシップにある日印の連携をさらなる高みに引き上げることができた」と評価した上で、インドでの開催について「実施できるよう調整を進めたい」と意欲を示した。　 　訓練は１７～２６日、インド空軍のスホイ３０と、空自のＦ１５、Ｆ２の計１２機が参加し、侵入機の迎撃訓練や、戦闘機同士の空中戦訓練などが行われた。スホイ３０はロシアが開発し、中国空軍も運用していることから、空自にとり、訓練は性能を知る上で貴重な機会となったとみられる。 　インド側は、年内にも２回目の訓練を行うよう空自に提案している。井筒空幕長は「経由国の選定など解決すべき課題はあるが、（インドでの）実現に向け努力したい」と述べた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕共同で訓練を行うインド空軍のスホイ３０（右）と航空自衛隊のＦ２戦闘機（左）（航空自衛隊提供）